ネイティブの英会話をはじめて聞いたときの感動

わたしは、とんでもない田舎で生まれ育ちました。どのくらい田舎かというと、街で白人さんを見たら、間違いなくその日家族でそのことが話題になるくらいです。田舎だし、昔だから、とにかく外国人はなかなかまわりにいなかったんです。

英語が好きでよくむかしから勉強していましたが、それは高校の1年の時でした。

英語のリーダーの先生がとっても優秀な先生で、教え方もほんとうに上手な超ベテランの先生だったのですが、普段はかれが話しているところを聞いたことはありません。みんなと一緒に教科書を読むときの発音を聞くくらいです。

ある日、特別授業でベトナム系アメリカ人の方が私たちの英語の授業にやって来ました。

とってもキレイな女性で田舎者で外国人もほとんど見たことのないわたしの前で、テレビで聞くような綺麗な英語を話しだしました。当然、まったく意味がわかりません。すると、あまりにもクラスがシーンとしていたのをかわいそうに思ったのか私たちの英語の先生である超ベテラン先生が突然英語で彼女に話しかけました。リスニングパワーを使っていたら、きっと聞き取れるような簡単な挨拶だったと思いますが、その二人の会話がめちゃめちゃにかっこよかったんです。

実は、このベテラン先生もイギリスに留学していたことがあったそうで、二人で英語でペラペラ話しだして笑ったりしているのをわたしたち生徒は憧れと尊敬と圧倒で口を開けてポカーンと見ていたのを懐かしく思い出します。