業界天気・転職予報-流通・小売

アウトレットネット通販が元気

 景気動向をストレートに反映する流通・小売業界全体は、残念ながら小雨混じりの曇りという状態だ。矢野経済研究所の松井和之さんに業界の現状と今後について解説してもらった。
 「流通・小売業界の過去10年を振り返ると、百貨店と量販店が長期的に低落する中で、SC(ショッピングセンターは伸びていました。しかし、2OO8年のリーマンショックを契機に、SCも09年には売り上げ減に転じてしまいました。ただし、SCの中でも、比較的新しい業態のアウトレットモールは活力を維持しています。10年度は2施設増えて38施設になり、売上高は前年度比110%以上の約6200億円と予測しています。インターネット通販は伸びています。ただし、魚店舗で効率を追求する世界ですから、雇用面では大きな期待はできません」
 いわゆる旧来の町の商店街は、再生に向けて新たな方向から取り組みを続けているところもある。
 「商店街は自然発生的な個人商店の集合であり、計画的に作られたSCと比べて責任の所在が分散していて統一的な動きが難しいのが弱点。各地で再生の試みはありますが、なかなかトータルの魅力を出せずに苦戦しています。それでも、個性的な特徴が出せれば、SCにはない魅力を発揮できる可能性はあります」
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