生鮮食品の原産地表示

 魚の場合は、農産物のように原産の場所を簡単に特定することができない。そこで、水域名を原産地として表示する。しかし、遠洋漁業では一度、漁に出るといろいろな水域で漁を続けるので、どの魚がどの水域で捕れたかがわからなくなる。その場合は、水揚げした港の名、または、その港が存在する都道府県名を表示する。輸人品は、原産国の国名でよい。したがって、同じ魚が、北太平洋産、三崎港産、神奈川県産、中国産と別々の原産地となる可能性があるのだ。
 牛や豚といった食肉の場合は、最も長い期間、飼育された場所が原産地である。ただし、日本国内では、子牛から成牛になるまで牧場を移ることが多い。そこで、都道府県名を書かず、ただ 「国産」と表示するだけでよい。しかし、松阪とか米沢とかいった地域を書くことは妨げられていない。これらは銘柄牛といって、市場で付加価値がつく。輸入品の場合は、原産国が表示される。
2014年 おせち