グローバル化し始めた日本文学

 村上春樹、よしもとばななが、西欧語のみならず、世界の各国語に翻訳され、広範な読者を世界中に獲得したということは、日本語文学の国際化に大きく貢献した。
 この二人ほどではないにしろ、島田雅彦、辻仁成、江田香織、桐野夏生などの小説が、フランス語、韓国語、英語などに翻訳され、日本小説の小さなブームのようなものまで、それぞれの言語の世界において起きたといわれている。
 エキゾチック・ジャパンとは違った (まだそうした要素は全面的には否定できないが)、まさに新しい「日本文学」のグローバルな進出なのである。
 また一方では、リービ英雄、デビット・ゾペティ、楊逸などの、非日本人による日本語文学の登場である。これまでの在日の朝鮮人・中国人の母語としての日本語による創作ではなく、非母語としての日本語を駆使しての彼・彼女らの日本語小説は、有力な文学賞を受けるなど、高く評価された。
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